電球・ランプ・蛍光灯の光の色について
光源(電球・蛍光灯やランプ)の光色には青白い光から赤身のあるものまで実に様々なものがあります。この光の色を数字で表して物を色温度と言い、私達の身近な電球・ランプにも様々な色温度のものがあります。ここでは、具体的に例を出しながら、色温度と電球の関係について解説していきます。
色温度(ケルビン)とは
色温度とは、光源の光の色を物理的な数字で示したものです。物体は温度を上げると光を放ち、色は「赤」→「黄」→「白」→「青白」へと変化していきます。この温度と色の変化には相関関係があるため、色温度により私達の光の色の見え方を具体的に数字で表すことができるのです。
蛍光灯の色とその性質について
光源の光の尺度のことを色温度といい、この色温度が高いほど青っぽい色になり、低いほど赤っぽい色になります。お昼の太陽の色は白っぽく、夕方の太陽の色が赤っぽく見えるのはこの色温度が異なるからです。
まず、蛍光灯の光源色は、K(ケルビン)という単位で表現され、ケルビンが高いほど、色温度が高いとされます。まずは、各蛍光灯のカラーとK値(色温度)を比較してみます。
蛍光灯の色 |
ケルビン値 |
6500K |
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5000K |
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4200K |
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3500K |
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2800K |
と上記の表のように、各電球色によりケルビン値は異なっています。
また、上記の蛍光灯色のほかにも、美術館や病院、色彩に関する事業所などを対象として、各光源色に演色性を改善した高演色形や色評価用の蛍光灯があります(SDLやEDL)。
蛍光灯の色と明るさ比較
蛍光灯の色における明るさを比較します。現在、蛍光灯には、「3波長型(三波長型:型番はEX)」と呼ばれる蛍光灯が普及しており、例えば、「FLR40SEX-N/M/36」というように、昼白白をあらわすNにEXがついた蛍光灯については、3波長型(三波長型)昼白色といい、従来の蛍光灯色と比較して、同じ消費電力でも明るさが強く、色彩もきれいになっています。
この三波長型を含めたとき、最も明るい蛍光灯の色は「EX-N(三波長型昼白色)」「EX-L(三波長型電球職)」が最も明るくなっています。
また、三波長型を含めない場合、「W(白色)」が最も明るくなる。
(ただし、人間の目の特質上、感じる明るさはD(昼光色)と大差ありません。)