ハロゲンランプの特性

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ハロゲンランプの特性

ハロゲンランプ(ハロゲン電球)に関する特徴を「電圧変動」「光束変化」「寿命」「ハロゲンランプの調光」といった観点から特性を分析していきます。

 

ハロゲンランプの電圧変動と経済性

ハロゲンランプの電圧変動による寿命および光束(あかるさ)の変化についてですが、使用する電圧が高くなると、明るくはなりますが、寿命が大幅に短くなります。例えば5%高い電圧を加えると、明るさは1.18倍となりますが、寿命は約78%程度となってしまいます。

逆に、規定よりも低い電圧を利用した場合は寿命は長くなりますが、明るさが低下します。

 

ハロゲンランプの光束変化

ハロゲンランプはその特徴にも挙げられるように「ハロゲンサイクル」の影響により点灯中の光束(あかるさ)の変化が少なく、初期の明るさおよび温度が寿命時間中ほとんど変化しません。

 

ハロゲンランプの寿命

ハロゲンランプの寿命は白熱電球と同様に、残存率曲線で表されています。メーカー発表の「定格寿命」は残存率が50%となる時間を示しています。

 

ハロゲンランプの調光

ハロゲンランプの場合、「ハロゲンサイクル」を円滑に行う為に、管壁温度が250度以上になっている事が必要です。調光により電圧を下げるとハロゲンランプの管壁温度が250度以下になる事があり、この場合ハロゲンサイクルが円滑に行われなくなることから部分的ですが、黒化現象がおきてしまいます。
そのため、ハロゲンランプを調光する場合は、白熱電球を調光する際と同じような長寿命化を期待することはできません。