画像・動画・音楽AIと業務特化サービス

AI Tools

AIサービスは、何でもできる汎用型と、特定業務に強い専用型に分けて考える

ChatGPT、Gemini、Claudeのような汎用AIは、文章、整理、相談、アイデア出しに広く使えます。一方で、画像生成、動画生成、音楽生成、議事録、チャットボット、契約書レビュー、FAQ作成など、特定業務に強いAIサービスも増えています。

中小企業では、いきなり多くのAIツールを契約するより、まず汎用AIで使いどころを試し、繰り返し発生する業務だけ専用サービスを検討すると無駄が少なくなります。

ユウ
AIツールが多すぎます。文章、画像、動画、音楽、議事録、チャットボット。全部入れたら最強ですか。
ミナミ
全部入れると、管理画面と月額料金が最強になります。まず毎月何度も発生する業務から選びましょう。
ユウ
AIで効率化する前に、AI契約の棚卸しが必要になる未来が見えました。
ミナミ
だから、目的別に小さく試します。

サービスの種類と使いどころ

種類使いどころ注意点
汎用AI文章、要約、企画、相談、チェックリスト作成。回答の正確性、入力データ、社内ルール。
画像AI広告素材、SNS画像、イメージカット、ラフ案。商用利用、類似性、人物・ブランド表現。
動画AIショート動画、商品説明、採用動画、広告案。実物と違う表現、権利、ナレーション、字幕。
音楽・音声AIBGM、ナレーション、店内放送、動画音声。商用利用条件、声の権利、既存楽曲との類似。
議事録AI会議録、要約、決定事項、TODO抽出。録音同意、機密会議、個人情報、誤変換。
チャットボット問い合わせ対応、FAQ、社内ヘルプデスク。誤回答、責任範囲、有人対応への切り替え。

議事録AI・音声AIは、会話の発生場所で選ぶ

議事録AIや音声AIは、単に「録音できるか」ではなく、会話がどこで発生し、誰と共有し、あとから何に使うかで選びます。オンライン会議、社内会議、営業商談、電話、現場の立ち話では、必要な機能が変わります。

Notta公式サイトの画面イメージ

Notta

AI議事録、文字起こし、要約、会話検索、共有を重視する場合の候補です。会議後の議事録作成を効率化したいときに確認します。

Nottaを確認する

PLAUD公式サイトの画面イメージ

PLAUD

AIボイスレコーダーで、対面会議、電話、外出先の音声メモを記録したい場合の候補です。リアルな会話が多い人に向きます。

PLAUDを確認する

AI音楽を店舗BGMに使うときの考え方

AIで自作した音楽でも、生成サービスが「商用利用OK」と書いているだけで、店舗BGMとして何でも安心とは限りません。商用利用は、動画広告、SNS投稿、商品紹介、店内放送、店舗BGMなどをまとめて指すことがあり、実際に許される範囲はサービス規約で変わります。

特に店舗BGMは、お客様に向けて店内で音楽を流す使い方です。AI音楽サービス側が店舗BGM利用を認めているか、生成物を継続利用できるか、解約後も使えるか、既存曲に似すぎた場合の扱いはどうなるかを分けて見ます。

ユウ
AIで自作した曲なら、完全に僕の曲ですよね。カフェで流して、ついでに「作曲家ユウ」デビューです。
ミナミ
その前に、生成サービスの規約で店舗BGM利用が含まれるか見ましょう。商用利用OKでも、用途やプランで条件が違うことがあります。
ユウ
作曲家デビューより、規約読解デビューが先でした。
ミナミ
読むだけで眠くなる規約も、店内BGMには意外とリズムを刻んできます。
確認すること意味見落とすと困ること
商用利用の範囲仕事で使ってよい範囲です。広告、SNS、動画、店内利用が同じ扱いとは限りません。「商用OK」と思っていたのに、店舗BGMは対象外ということがあります。
店舗BGM・公開再生店内でお客様に聴かせる利用です。家庭で聴くこととは違います。個人向け音楽配信と同じ感覚で使うと、契約外になることがあります。
解約後の利用有料プランで作った曲を、解約後も使い続けられるかという点です。店内BGMを組み直す必要が出ることがあります。
既存曲との類似AI生成物が、既存楽曲に似すぎていないかという点です。自作のつもりでも、別の権利問題になる可能性があります。
クレジット表記サービス名や作者表記が必要かどうかです。店内・動画・SNSで表記条件が違うことがあります。

店舗で音楽を流す場合は、JASRACが営業施設でのBGM利用手続きを案内しています。AI音楽を使う場合でも、一般の音楽配信を使う場合でも、「お客様に聴かせる利用」として整理しておくのが基本です。

参考:JASRAC「各種営業施設・教室等での演奏・上映」

導入前の質問

  1. 毎月何回発生する作業を減らしたいのか
  2. AIに入力するデータに個人情報や機密情報が含まれるか
  3. 生成物を社外公開するのか、社内利用だけなのか
  4. 誰が確認し、誰が公開承認するのか
  5. 無料プラン、個人プラン、法人プランのどれで使うのか
  6. 使わなくなった場合にデータを取り出せるか

最初のおすすめ順

AIに慣れていない会社では、いきなり高度な自動化より、失敗しても影響が小さい下書き系から始めると定着しやすくなります。

段階取り組み理由
1文章の下書き、FAQ、メール文面。効果を感じやすく、確認もしやすい。
2議事録、社内マニュアル、チェックリスト。属人化を減らしやすい。
3画像・動画・SNS素材のラフ案。制作の方向性を早く見られる。
4チャットボット、業務連携、自動化。入力データと誤回答対策が必要なので、ルールができてから。