IFTTTで中小企業の自動化を始める

このページにはプロモーションを含む場合があります。最終確認日:2026年7月8日

「これが起きたら、あれをする」を仕事用に使う

IFTTTは、アプリやWebサービスをつないで、繰り返し作業を自動化するサービスです。名前は「If This Then That」の略で、「これが起きたら、あれをする」という考え方です。たとえば、ブログを更新したらXへ投稿する、RSSの新着をSlackへ流す、決まった時間にThreadsへ投稿する、といった作業を組み立てられます。

英語のサービスですが、基本はトリガーとアクションを選ぶ形なので、慣れると直感的に操作できます。小さな会社や個人事業主なら、最初から大きな業務システムを作るより、毎週繰り返している発信・通知・転記から試すと効果が見えやすくなります。

IFTTT公式サイトの画面イメージ
IFTTT公式サイトの画面イメージ

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ユウ
ブログを更新したらXにもThreadsにもSlackにも流れて、AIが投稿文まで考えるんですか。僕の仕事、消えます?
ミナミ
消えません。自動化は、人の判断をなくすものではなく、繰り返し作業を減らすためのものです。
ユウ
じゃあ僕は確認係として生き残ります。
ミナミ
はい。特にSNS投稿やAI文面は、公開前後の確認が大事です。
ユウ
自動化に仕事を奪われる前に、確認で存在感を出します。

IFTTTでできること

IFTTTでは、きっかけになる動作を「トリガー」、実行する動作を「アクション」と呼びます。この組み合わせを「Applet」として作ります。専門的な開発をしなくても、日常的に使っているサービス同士をつなげられるのが特徴です。

やりたいこと使う仕組み活用イメージ
ブログ更新をSNSへ自動投稿RSS、X、Threads、Facebookなど新着記事を自動で告知し、投稿忘れを減らす。AIで投稿文のたたき台を作る構成も考えられます。
決まった時間に投稿するDate & Time、Googleカレンダー、SNS連携キャンペーン告知、定休日案内、イベント前日の案内をスケジュール化する。
Slackへ通知を流すRSS、フォーム、メール、Slack新着問い合わせ、ブログ公開、ニュース、社内確認事項をチャンネルへ集める。
AIで文章を整えるAI Social Creator、ChatGPT、Geminiなど記事URLからSNS投稿案を作る、RSS記事を要約する、Slack共有用の短文にする。
データを記録するGoogle Sheets、Notion、Webhooksなど投稿履歴、問い合わせ通知、外部サービスのイベントを表に残し、後から見返せるようにする。

最初に知っておきたいIFTTTの用語

IFTTTは英語画面なので、最初だけ言葉で迷いやすいです。ただし、考え方はそれほど難しくありません。料理のレシピのように、「材料になるサービス」と「きっかけ」と「実行する作業」を組み合わせるだけです。

用語意味仕事での見方
ServiceX、Slack、Google Sheets、RSSなど、連携するアプリやWebサービス。まず「自社がすでに使っているサービス」がIFTTTにあるか確認します。
Applet複数のServiceをつないだ自動化のひとまとまり。「ブログ更新をSlackへ通知する」など、1つの自動化ルールです。
Trigger自動化を始めるきっかけ。RSSに新着記事が出た、指定時刻になった、Xで検索条件に合う投稿があった、などです。
ActionTriggerのあとに実行する動作。Slackへ投稿する、Xへ投稿する、Google Sheetsへ行を追加する、などです。
Query / Filter code条件を絞ったり、実行内容を調整したりするための機能。Pro+向けの高度な使い方です。最初は使わなくても問題ありません。

中小企業・個人事業主で使いやすい活用例

会社ブログからSNSへ

お知らせ、施工事例、導入事例、コラムを公開したら、XやThreadsに自動で投稿します。投稿文はAIで下書きを作り、必要に応じて人が修正します。

店舗の告知を予約投稿

ランチメニュー、週末イベント、臨時休業、キャンペーン終了前の案内をスケジュール化します。SNSに慣れていない店舗ほど、投稿忘れを減らせます。

Slackに新着情報を集約

ブログ公開、RSSニュース、問い合わせ通知をSlackへ流し、担当者が見逃しにくい場所を作ります。LINEやメールに散らばる状態を避けやすくなります。

ECの運営メモを残す

キャンペーン投稿、商品紹介、ブログ更新の履歴をGoogle Sheetsなどに残すと、何をいつ発信したか振り返りやすくなります。

BtoBの情報発信

ホワイトペーパー、事例記事、セミナー告知を公開したら、SNSと社内通知へ連携し、営業担当がすぐに共有できるようにします。

AI要約で読む時間を減らす

業界ニュースのRSSをAIで要約し、Slackへ流すと、全部の記事を開かなくても重要そうな情報を拾いやすくなります。

まず作りやすいAppletの例

最初は「1つのきっかけで1つの通知を出す」くらいの単純なAppletから始めます。複雑な自動化は魅力的ですが、いきなり詰め込むと、失敗したときに原因を探しにくくなります。

Applet例向いている悩み注意点
ブログRSS → Slack通知記事公開を社内で共有し忘れる。通知先チャンネルを決め、雑談チャンネルに流しすぎない。
ブログRSS → X投稿記事を書いてもSNS告知を忘れる。Xの投稿ルールや文字数、リンクの扱いを確認する。
毎朝9時 → Slackへ確認メッセージ日次確認や投稿チェックが習慣化しない。多すぎるリマインドは読まれなくなるので、回数を絞る。
Googleビジネスプロフィールのレビュー → Slack通知口コミ対応が遅れがち。返信文まで自動化せず、内容を見て人が返す。
問い合わせメール → Slack通知メールボックスを見落とす。個人情報を含む本文を流すかどうかは社内ルールで決める。
投稿・通知の履歴 → Google Sheets記録あとから「いつ何を告知したか」が追えない。記録する項目を増やしすぎず、日付・内容・URL程度から始める。

無料・Pro・Pro+の考え方

IFTTTは無料でも小さく試せます。公式プランでは、無料プランは2つのApplet、Proは20のApplet、複数アクション、Webhooks、X関連Applet、より速い実行などが案内されています。Pro+ではApplet数が無制限になり、AI services、複数アカウント接続、queriesやfilter codeなどが案内されています。

料金や機能上限は変更されることがあります。仕事用に使う場合は、「無料で試す」「毎週使うものだけProにする」「複数アカウントやAIまで使うならPro+を検討する」という順番が現実的です。

段階向いている使い方判断の目安
無料ブログ更新を1つのSNSへ流す、簡単な通知を試す。まず操作感を確認したい。
ProSNS投稿、Slack通知、Google Sheets記録などを複数組み合わせる。日常的な発信・通知の自動化を回したい。
Pro+AI文面作成、複数アカウント、条件分岐、より細かい業務連携を使う。チームや複数事業で、発信・通知・記録を広げたい。

X・Slack連携で特に気をつけたいこと

IFTTTのX連携では、トリガーの確認間隔がプランによって変わります。公式のX連携ページでは、Pro/Pro+は5分ごと、無料プランは1時間ごとの確認が案内されています。つまり、速報性が必要な投稿や通知では、無料プランだけで十分かを確認する必要があります。

また、Xの投稿アクションでは、投稿本文にアフィリエイトURLが含まれるとエラーになる旨が公式ページに記載されています。広告リンクをそのまま自動投稿する運用は避け、記事ページや通常の案内URLへ誘導する形にした方が安全です。

Slack連携は、RSS、Googleカレンダー、メール、Googleビジネスプロフィールのレビュー、Xの検索条件に合う投稿などをチャンネルへ流す用途で使えます。ただし、便利だからといって全部を同じチャンネルに流すと、重要な通知が埋もれます。通知先、通知頻度、誰が見るかを先に決めましょう。

自動化で注意したいこと

IFTTTは便利ですが、すべてを放置できるわけではありません。SNSや外部サービスは仕様やルールが変わることがあり、昨日動いていた連携が同じように動き続けるとは限りません。特にX、Threads、Instagramなどは、APIや投稿ルールの変更に注意します。

  • 自動投稿だけに頼らず、手動の投稿や返信も混ぜる。
  • AIが作った投稿文は、事実、表現、権利、炎上リスクを人が確認する。
  • 同じ内容を複数SNSへ機械的に流しすぎない。
  • 退職者や外部パートナーのアカウント権限を定期的に見直す。
  • 会社公式アカウントは二段階認証と回復用メールを管理しておく。
  • 通知が多すぎる場合は、Slackチャンネルや投稿条件を整理する。

英語画面でつまずかない進め方

  1. まずはExploreやサービスページで、近いAppletを探す。
  2. 接続するServiceを1つずつ認証する。
  3. TriggerとActionの項目を、画面翻訳を使いながら確認する。
  4. いきなり会社公式アカウントで試さず、テスト用の投稿や通知で動作を見る。
  5. 通知先や投稿文が期待どおりなら、正式運用に切り替える。
  6. 動きすぎる、通知が多すぎる、投稿文が不自然な場合は、Appletを一度止めて調整する。

最初に作るAppletは、売上や顧客対応に直結しないものが向いています。たとえば、ブログ更新の社内通知や、自社サイトの新着情報の共有から始めると、失敗しても影響が小さく、操作にも慣れやすくなります。

ユウ
つまり、IFTTTで全部自動投稿にすれば、SNS担当は寝ていても大丈夫ですね。
ミナミ
寝ないでください。自動化は下書き・通知・記録を助けるものです。お客様への返信や炎上しそうな表現の確認は人の仕事です。
ユウ
自動化しても、結局ちゃんと見るんですね。
ミナミ
見る時間を作るために、自動化するんです。
ユウ
名言っぽいので、それも自動投稿しておきます。

SocialDogとIFTTTは役割が違う

SocialDogは、SNS運用を管理するための投稿予約、分析、チーム運用、ソーシャルリスニングなどに向いています。IFTTTは、RSS、Slack、Google Sheets、AI、SNSなど、複数のサービスをまたいで「きっかけ」と「動作」をつなぐ用途に向いています。

たとえば、SNS投稿の管理や分析はSocialDog、ブログ更新やRSSをきっかけにした通知・投稿・AI下書きはIFTTT、というように組み合わせると、発信の設計と自動化を分けて考えやすくなります。

SocialDog公式サイトの画面イメージ

SocialDog

SNS投稿予約、分析、チーム運用、反応確認を整えたい場合。

IFTTT公式サイトの画面イメージ

IFTTT

RSS、SNS、Slack、AI、Google Sheetsなどを横断してつなぎたい場合。

まず試すならこの3つ

  1. 会社ブログやお知らせのRSSを、Slackへ通知する。
  2. ブログ更新をXまたはThreadsへ自動投稿する。
  3. AIでSNS投稿文の下書きを作り、人が確認して公開する。

最初から複雑にしすぎると、うまく動かない時に原因が追いにくくなります。1つずつ作り、期待どおりに動くか確認してから広げましょう。

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参考にした公式情報