店舗写真の撮り方

店舗写真は、地図検索で最初に見られる接客

GoogleビジネスプロフィールやSNSでお店を見つけた人は、文章を読む前に写真を見ます。外観がわかるか、入口は入りやすそうか、店内は清潔か、商品やメニューは自分に合いそうか。写真は、来店前の小さな不安を減らす役割を持っています。

高価なカメラがなくても、スマホで十分に始められます。ただし、暗い、傾いている、古い、実物と違いすぎる写真ばかりだと、来店判断の邪魔になります。写真は「映え」だけでなく、安心して来店できる情報として撮ります。

ユウ
写真なら任せてください。斜め45度、謎のフィルター、背景ぼかしで、全部おしゃれにします。
ミナミ
おしゃれも大事ですが、まずは初めて来る人が迷わない写真です。外観、入口、店内、メニュー、駐車場。必要な情報を見せます。
ユウ
映える写真より、たどり着ける写真。
ミナミ
はい。入口がわからないおしゃれ写真は、迷子製造機です。

まず撮るべき写真

最初から凝った写真を大量に撮る必要はありません。Googleビジネスプロフィールでは、ロゴ、カバー写真、外観、店内、商品、サービス、食べ物、チームなど、ビジネスの種類に応じた写真が使われます。まずは来店判断に必要な写真からそろえます。

写真目的撮り方のポイント
外観「ここで合っている」とわかる。看板、建物全体、通りから見た入口を昼と夜で撮る。
入口初めての人が入りやすくなる。ドア、階段、エレベーター、受付、インターホンを見せる。
店内雰囲気、清潔感、広さが伝わる。人が座る位置、通路、席、施術スペース、待合を明るく撮る。
商品・メニュー何を買えるか、何を受けられるかがわかる。代表商品、人気メニュー、価格帯が伝わるものを撮る。
スタッフ人の安心感が出る。許可を取り、自然な表情で撮る。過度に近すぎる写真は避ける。
駐車場・アクセス車や徒歩で来る人の不安を減らす。駐車場入口、目印、近隣の曲がり角を撮る。

スマホで撮るときの基本

店舗写真は、プロっぽく見せる前に「明るい、まっすぐ、わかりやすい」を守ります。スマホでも、この3つだけで印象は大きく変わります。

明るい時間に撮る自然光が入る時間帯を選びます。暗い場合は店内照明を整えます。
水平を合わせる建物や棚が斜めになると、不安定な印象になります。グリッド表示を使います。
広角に頼りすぎない広く見せすぎると実物とのギャップが出ます。見たままに近い画角を選びます。
余計なものを片付ける段ボール、私物、清掃道具、個人情報が写らないようにします。
同じ場所を複数枚撮る正面、少し引き、利用中の目線など、後で選べるようにします。
加工しすぎない色や明るさを整える程度にし、実物と違いすぎる加工は避けます。

業種別に撮りたい写真

業種優先して撮る写真来店前の不安
飲食店・カフェ外観、入口、席、人気メニュー、ランチ、ドリンク、テイクアウト商品。入りやすいか、価格帯は合うか、席の雰囲気はどうか。
美容室・サロン入口、施術スペース、スタッフ、カウンセリング席、衛生感、仕上がり例。初めてでも安心か、清潔か、担当者の雰囲気はどうか。
整体・治療院受付、施術ベッド、着替えスペース、院内導線、スタッフ。どんな場所で施術されるか、怖くないか、相談しやすいか。
小売店外観、売り場全体、商品棚、人気商品、ギフト、レジ周り。何を売っているか、入りやすいか、在庫感があるか。
士業・相談業入口、応接室、相談スペース、建物外観、スタッフの雰囲気。相談しやすいか、場所がわかるか、堅すぎないか。

Googleビジネスプロフィールに載せる写真の注意点

Google公式ヘルプでは、写真の形式はJPGまたはPNG、推奨サイズは720×720ピクセル、最小サイズは250×250ピクセルなどの基準が案内されています。また、スクリーンショット、ストック画像、過度に加工された写真、AIで作成された写真などは避けるよう示されています。

項目見方
形式JPGまたはPNGを使う。
サイズ小さすぎる画像は避ける。公式の推奨サイズを確認する。
内容実際の店舗、商品、サービスがわかる写真にする。
加工明るさ補正程度にとどめ、実物と違いすぎる加工をしない。
権利自社で撮影した写真、使用許可のある写真を使う。
個人情報お客様の顔、車のナンバー、書類、画面などが写らないようにする。

公式情報: ビジネス プロフィールに写真や動画を追加する

古い写真は信用を下げることがある

移転前の外観、昔の営業時間が写った看板、終売したメニュー、変更前の価格表、退職したスタッフ写真が残っていると、来店前の人を混乱させます。写真は追加するだけでなく、古い写真を見直すことも大切です。

  1. 営業時間や看板が変わったら撮り直す。外観写真は古さがすぐに伝わります。
  2. 季節メニューは期限を決める。終了後も目立つ位置に残さないようにします。
  3. スタッフ写真は本人の同意を確認する。退職後の扱いも決めておきます。
  4. 価格表は慎重に載せる。価格改定が多い業種では、Webページへ誘導する方が管理しやすいこともあります。
ユウ
写真って一回撮ったら終わりじゃないんですね。昔の写真、いい感じなら残してもよさそうですが。
ミナミ
移転前の外観や古い価格表が残ると、来店前の人を迷わせます。写真もお店の情報なので、古い情報は整理します。
ユウ
写真にも賞味期限がある。
ミナミ
はい。特に「昔はここにありました写真」は、地図検索ではなかなかの罠です。

SNSとWebサイトにも使い回せるように撮る

店舗写真はGoogleビジネスプロフィールだけでなく、Instagram、X、LINE公式アカウント、Webサイト、チラシ、ショップカードにも使えます。撮影時に少しだけ余白を作っておくと、文字入れやトリミングがしやすくなります。紙の販促物へ使う場合は、店舗チラシ・ショップカードの作り方も確認しておくと導線を作りやすくなります。

横写真Google、Webサイト、チラシ、ブログ記事に使いやすい。
縦写真Instagram、ストーリーズ、スマホ向け告知に使いやすい。
余白ありキャンペーン名や営業時間を重ねる場合に便利。
人物なし版権利確認がしやすく、長く使いやすい。
人物あり版安心感や雰囲気が伝わりやすい。本人の許可を取る。
素材管理撮影日、場所、用途、許可の有無をフォルダ名やメモに残す。

撮影日を決めると続けやすい

写真更新は、気づいたときにやろうとすると後回しになります。月1回、季節ごと、メニュー変更時など、撮る日を決めておくと続きます。

頻度撮るもの
月1回新商品、人気メニュー、店内の様子、キャンペーン。
季節ごと季節メニュー、外観、装飾、営業時間変更、イベント。
変更時看板、入口、価格表、スタッフ、席配置、駐車場。
口コミで不安が出た時場所がわかりにくい、駐車場がわからない、店内が狭そうなどの不安を写真で補う。

写真撮影チェックリスト

外観遠景、近景、看板、入口、夜の見え方を撮ったか。
店内清掃後、明るい状態で撮ったか。
商品代表商品と人気商品がわかるか。
人物写る人の許可を取ったか。
個人情報書類、予約表、車のナンバー、顧客の顔が写っていないか。
古い写真移転前、価格改定前、終売メニューが残っていないか。
ユウ
写真は、おしゃれ、案内、安心、素材管理の4点セットですね。
ミナミ
その通りです。来店前の人が知りたい順に撮れば、Googleマップ、SNS、Webサイトでも使いやすくなります。
ユウ
まず入口を撮ります。僕の渾身のラテアートは、その次で。