バーチャルオフィスの選び方

オフィス整備ガイド

自宅住所を知られたくないなら、住所の出し方から考える

開業したいけれど自宅住所は知られたくない。登記で自分の住所が出るのは怖い。基本的には一人で活動するけれど、名刺、請求書、Webサイトに載せる事業用住所は必要。そんなときにバーチャルオフィスは候補になります。

一方で、家では集中できない、たまに来客や打ち合わせがある、同じ立場の人とつながりたい場合は、レンタルオフィス、コワーキングスペース、自治体や支援機関のインキュベート施設も候補になります。住所だけでなく、働く場所とコミュニティも含めて考えます。

ユウ
開業したいんですけど、自宅住所を名刺や登記に出すのはちょっと怖いです。
ミナミ
その不安は自然です。一人で活動する人や自宅で仕事をする人ほど、事業用住所をどう用意するかは最初に考えたいですね。
ユウ
じゃあ、バーチャルオフィスで住所だけ借りればOKですか。
ミナミ
住所だけで足りる人もいます。ただ、集中できる作業場所や打ち合わせ場所が必要なら、コワーキングやレンタルオフィスも見ましょう。
ユウ
自宅の誘惑に勝てない僕には、席も必要かもしれません。

やさしい用語メモ

受付システム来客が来たとき、担当者へ通知したり来訪履歴を残したりする仕組みです。
複合機コピー、印刷、スキャン、FAXなどをまとめてできる機器です。
リース機器を買わずに、一定期間の月額で使う契約です。総額と解約条件を確認します。
バーチャルオフィス実際の席を借りずに、住所利用や郵便受取などを使うサービスです。
原状回復退去時に借りたときの状態へ戻すことです。
レイアウト机、会議室、通路、収納などの配置のことです。

住所だけ必要か、働く場所も必要か

選択肢向いている人確認ポイント
バーチャルオフィス自宅住所を出したくない、登記や郵便受取の住所が必要、来客は少ない。登記可否、郵便転送、受取通知、会議室、銀行口座開設時の説明。
コワーキングスペース自宅では集中しづらい、作業場所がほしい、人とのつながりもほしい。利用時間、席数、個室、会議室、会員交流、住所利用の可否。
レンタルオフィス固定席や個室がほしい、来客や面談がある、チームで使う可能性がある。契約期間、個室、登記、会議室、受付、郵便、追加席。
インキュベート施設創業支援、相談、補助金、専門家や起業家コミュニティを活用したい。入居条件、自治体・支援機関の審査、利用期間、相談支援、交流機会。

確認する項目

項目確認すること注意点
住所利用Webサイト、名刺、請求書に使えるか。用途制限を確認する。
法人登記登記利用が可能か。業種やプランで制限がある場合がある。
郵便転送頻度、保管、来店受取。重要書類の受取漏れを防ぐ。
会議室来客や面談で使えるか。場所、料金、予約方法を見る。
銀行口座口座開設時の説明がしやすいか。事業実態を示す資料も必要。

向いているケース

  • 自宅住所を公開したくない
  • 来客が少なく、固定オフィスの家賃を抑えたい
  • 会社サイトや請求書に事業用住所を載せたい
  • 将来オフィスを借りるまで小さく始めたい

選ぶ前の注意

  1. 許認可が必要な業種で使えるか確認する
  2. 郵便物の転送頻度と追加費用を見る
  3. 解約後に住所変更が必要な場所を把握する
  4. 電話番号や受付サービスとの組み合わせを考える

よくある質問

結局、どのサービスを選べばよいですか

最初にサービス名を決めるより、現在の困りごと、使う人数、月額上限、社内で運用できる範囲を決めてから候補を絞るほうが判断しやすくなります。

無料や低価格のサービスから始めてもよいですか

小さく始められる領域では有効です。ただし、後から移行しにくいデータ、電話番号、契約書、会計データは、最初から出口や移行方法も確認します。