FHF・Hf型蛍光灯とは
FHFは、高周波点灯専用形の直管蛍光ランプです。家庭用電源の50Hz・60Hzを、照明器具内の電子安定器(Hfインバーター)で高い周波数へ変換して点灯します。従来のFLスタータ形やFLRラピッドスタート形より効率を高めやすく、オフィスや店舗で広く使われました。
点灯管は使いませんが、安定器が不要なのではありません。磁気式安定器の代わりに電子安定器を使います。この電子安定器が故障すると、ランプを交換しても点灯しないことがあります。
| 方式 | 代表型番 | 点灯に使うもの | 見分け方 |
|---|---|---|---|
| スタータ形 | FL | 点灯管と安定器 | 点灯管があり、点灯まで少し時間がかかる器具が多い。 |
| ラピッドスタート形 | FLR | ラピッド式安定器 | 点灯管を使わず、対応器具で素早く点灯する。 |
| 高周波点灯専用形 | FHF | Hf電子安定器 | 器具銘板にFHFやHfの表示がある。点灯管は使わない。 |
FHF型番の読み方
代表例の FHF32EX-N なら、FHFが高周波点灯専用形、32が大きさ・ランプ電力の区分、EX-Nが三波長形昼白色を示します。末尾にはメーカーごとの仕様記号が付くことがあります。
EX-D:三波長形昼光色EX-N:三波長形昼白色EX-W:三波長形白色EX-WW:三波長形温白色EX-L:三波長形電球色
FHF32とFLR40は長さが近く、両方に対応する器具もありますが、すべての器具で互換ではありません。ランプだけでなく器具銘板の「適合ランプ」を確認してください。
2027年末までの規制とLED更新
一般照明用の三波長形直管蛍光ランプは、2027年末までに製造・輸出入が禁止されます。禁止後も流通在庫の販売・購入・使用は可能ですが、FHFを多数使う事業所ではランプと電子安定器の両方が保守対象になるため、故障前の計画更新が必要です。
| 更新方法 | 利点 | 注意点 |
|---|---|---|
| FHFランプを在庫交換 | 器具を短期的に使い続けられる。 | 電子安定器の寿命は延びない。次回の在庫と交換作業も必要。 |
| 直管LED用に器具を改造 | 既設器具の本体を利用できる場合がある。 | 規格に適合するランプと工事が必要。改造後の責任・表示・保証を確認する。 |
| LED照明器具へ交換 | 古い安定器も撤去でき、保守を一体で更新できる。 | 取付寸法、配光、照度、非常用照明かを確認する。 |
特に10年以上使った器具は、ランプだけLEDへ変えるより器具ごとの更新を優先して検討します。工事が必要な交換は、電気工事店へ依頼してください。
省エネ効果と工事の考え方は、Hf型蛍光灯の省エネ効果とオフィスの直管蛍光灯をLED化する工事で詳しく整理しています。
参考にした公式情報
電球・蛍光灯・LEDランプの購入管理
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