会社ホームページ制作費用の見方

このページにはプロモーションを含む場合があります。最終確認日:2026年7月3日

ホームページ制作費は「何ページ作るか」より「何を任せるか」で変わる

会社ホームページの見積もりは、数万円から数百万円まで幅があります。これは、ページ数だけでなく、企画、原稿、写真、デザイン、フォーム、アクセス解析、公開後の保守まで、どこまで含めるかが違うためです。

費用を判断するときは「高い・安い」だけでなく、名刺代わりなのか、問い合わせ獲得なのか、商品やサービスの販促なのかを先に分けましょう。目的が違えば、必要な作業も変わります。

ユウ
ホームページ制作の見積もり、10万円も100万円もあります。これは何の競技ですか。
ミナミ
同じ「ホームページ」でも、名刺代わりと営業資料つきの店舗では中身が違います。見た目だけでなく、設計や原稿、写真、運用まで含むかで変わります。
ユウ
ホームページ一式、という言葉が急に信用できなくなりました。
ミナミ
信用しないのではなく、分解して見れば大丈夫です。
ユウ
見積書を解剖します。メスは持ちません。

まず押さえる用語

企画・設計誰に何を伝え、どのページから問い合わせしてもらうかを決める作業です。
ワイヤーフレームページの設計図です。文章や画像をどこに置くかを決めます。
原稿作成会社説明、サービス説明、強み、FAQなどを書く作業です。
コーディングデザインをHTMLやCSSなどでWebページとして表示できる形にする作業です。
CMS自分でお知らせや記事を更新しやすくする仕組みです。WordPressなどが代表例です。
保守費公開後の更新、バックアップ、セキュリティ確認、軽微修正などにかかる月額費用です。

目的別の費用感

制作費は地域、制作会社、依頼範囲、撮影や原稿の有無で大きく変わります。ここでは「見積もりを読むための大まかな目安」として見てください。

目的よくある内容費用の考え方
名刺代わりの小さなサイトトップ、会社概要、サービス概要、問い合わせ先、プライバシーポリシー。自作やテンプレートでも始めやすい。外注ならページ作成と最低限の整備が中心。
問い合わせ獲得サイトサービスページ、料金の考え方、事例、FAQ、問い合わせフォーム、導線設計。見た目より、設計と原稿の比重が上がる。プロの助言が効きやすい。
商品・サービスの販促サイト商品写真、比較表、導入事例、キャンペーンページ、広告の受け皿。撮影、原稿、広告計測、改善まで含めると費用は上がる。
採用・広報サイト代表メッセージ、スタッフ写真、働き方、募集要項、応募導線。写真や文章の品質が信頼感に直結する。採用ページは更新運用も見る。
検索集客を狙うサイトカテゴリ設計、記事設計、内部リンク、アクセス解析、継続更新。初期制作より運用費・記事作成費の比重が大きくなる。

制作費の内訳を分解する

見積書で「ホームページ制作一式」とだけ書かれていると、何をしてくれるのかがわかりません。内訳を分けると、高い理由・安い理由が見えてきます。

項目内容確認ポイント
ヒアリング・企画事業内容、ターゲット、競合、目的を整理する。問い合わせや販促を狙うなら重要。名刺代わりなら簡易でもよい。
サイト構成必要ページ、メニュー、導線を決める。会社概要だけでなく、サービス別ページが必要か確認する。
原稿作成サービス説明、強み、FAQ、代表挨拶などを書く。自社で書くのか、制作側が整理してくれるのか。
写真・画像人物、店舗、商品、仕事風景、図解を用意する。素材写真だけで足りるか、撮影が必要か。
デザイン見た目、読みやすさ、スマホ表示を整える。好みだけでなく、信頼感、読みやすさ、操作しやすさを見る。
実装HTML、CSS、WordPress、フォーム、SSL、計測タグを入れる。更新しやすいか、フォームが届くか、スマホで崩れないか。
公開作業サーバー設定、ドメイン設定、メール設定、公開確認。アカウントの所有者が自社か、制作会社かを確認する。
保守更新、バックアップ、セキュリティ、軽微修正、相談対応。月額で何をしてくれるか。緊急対応は含まれるか。

安い見積もりで確認したいこと

安いこと自体は悪くありません。名刺代わりのシンプルなサイトなら、低コストで始めるのは合理的です。ただし、何が含まれていないのかを確認しないと、後から追加費用や運用トラブルが出ます。

  • 原稿作成は含まれるか。自社で全文を用意する必要があるか
  • 写真や画像は用意してくれるか。素材だけか、撮影込みか
  • スマホ表示の調整は含まれるか
  • 問い合わせフォームの送信テストまでしてくれるか
  • SSL、アクセス解析、プライバシーポリシーは含まれるか
  • 公開後の修正は何回まで、何日以内まで対応してくれるか
  • ドメイン、サーバー、WordPressの管理権限は自社にあるか
ユウ
安い見積もりは危険、ということですか。
ミナミ
危険とは限りません。目的が名刺代わりなら、シンプルで安い方が合うこともあります。問題は、問い合わせ獲得まで期待しているのに、設計や原稿が含まれていない場合です。
ユウ
安い高いではなく、目的と中身が合っているか。
ミナミ
そうです。値札より、買っている中身を見ましょう。

自作・外注・伴走支援の違い

AIやテンプレート、レンタルサーバーの簡単インストール機能により、小さな会社サイトは自作しやすくなりました。ただし、問い合わせ獲得や検索集客を狙うなら、最初の設計で差が出ます。

方法向いているケース注意点
自作名刺代わり、予算を抑えたい、更新を自分で覚えたい。デザイン、文章、スマホ表示、フォーム、セキュリティを自分で確認する必要がある。
テンプレート利用早く公開したい、見た目を整えたい。他社と似やすい。文章や導線は自社で考える必要がある。
制作会社へ外注信用感、問い合わせ導線、サービス説明を整えたい。見積もり範囲、公開後の管理権限、保守内容を確認する。
伴走支援自社で更新しながら、設計や改善だけ助言がほしい。どこを自社でやり、どこを相談するか役割分担を決める。

会社サイトの立ち上げ全体は、会社ホームページ立ち上げガイドで整理しています。

月額保守費で確認すること

制作費とは別に、公開後の月額保守費がかかることがあります。月額保守は悪いものではありませんが、何をしてくれるのかが大切です。

保守項目内容確認ポイント
サーバー・ドメイン管理更新期限、DNS、SSL、メール設定を管理する。契約名義が自社か、解約時に引き継げるか。
バックアップサイトデータを定期保存する。復旧作業まで含むか、保存期間はどのくらいか。
WordPress更新本体、テーマ、プラグインを更新する。更新後の表示確認や不具合対応が含まれるか。
軽微修正文章や画像、営業時間、料金表などを直す。月何回まで、何分まで、追加料金の条件。
改善提案アクセス解析、問い合わせ改善、ページ追加案を出す。単なる保守か、集客改善まで見てくれるか。

公開後の運用は、ホームページ保守・更新の考え方で詳しく解説しています。

ドメイン・サーバー費は大きな固定費ではないが、自社管理が大切

会社サイトのドメインやレンタルサーバーは、制作費全体から見ると大きな金額ではないことが多いです。それでも、管理権限はとても大切です。

制作会社や専用サービスに代行取得してもらうケースもありますが、将来そのサービスを解約する時に、ドメインやサーバーを移しにくくなることがあります。できれば、ドメインとサーバーは自社名義で取得し、管理情報を社内で保管しておきましょう。

  • ドメインの契約者名義は自社か
  • サーバーの管理画面に自社で入れるか
  • メールアカウントを自社で追加できるか
  • 制作会社を変えてもサイトとメールを継続できるか

問い合わせを狙うなら、制作費より「設計費」を見る

Webから問い合わせを増やしたい場合、デザインだけでは足りません。どんな悩みの人が検索するのか、どのサービスページに来るのか、料金や事例をどこまで見せるのか、問い合わせ前の不安をどう減らすのかを設計します。

ここが抜けると、きれいなサイトでも「何を頼めるかわからない」「問い合わせる理由がない」状態になります。制作費の中に、ヒアリング、競合調査、ページ構成、原稿整理、フォーム改善が含まれているかを見ましょう。

問い合わせ導線は、問い合わせにつながる会社サイト改善で深掘りしています。

よくある質問

会社サイトは最初からWordPressで作るべきですか

お知らせや記事を自社で更新する予定があるなら便利です。一方、数ページの名刺サイトでほとんど更新しないなら、静的なHTMLでも足りる場合があります。更新頻度と運用担当で決めましょう。

制作費を抑えるにはどうすればよいですか

目的を絞り、原稿や写真を自社で用意し、最初は必要ページだけにするのが現実的です。ただし、問い合わせ獲得を狙うなら、設計と原稿を削りすぎない方がよいです。

保守契約は必ず必要ですか

必ずではありません。ただし、WordPressを使う、問い合わせフォームがある、更新担当がいない、トラブル時に自社で対応できない場合は、保守契約の価値があります。

ドメインやサーバーは制作会社に任せてもよいですか

任せることはできます。ただし、契約者名義、管理画面、解約時の引き継ぎ、メール継続を確認します。可能なら自社名義で取得する方が将来の自由度は高くなります。

参考にした情報

サーバーやドメインの料金は変更されることがあります。実際の契約前には、各サービスの公式情報を確認してください。

ユウ
制作費は、デザイン代だけじゃなく、企画、原稿、写真、フォーム、保守、管理権限まで見るんですね。
ミナミ
はい。特に問い合わせを狙うなら、ページを作る前の設計が重要です。
ユウ
見積書を見る時は、値段より「このサイトに何をさせたいのか」を先に見る。
ミナミ
その通りです。ホームページに仕事を頼むなら、仕事内容を先に決めましょう。