Startup Guide
開業準備は「何を出すか」より「何を決めるか」から始める
起業や開業では、開業届、会社設立、口座、会計、電話、Webサイトなど、やることが一気に増えます。ただ、全部を同じ重さで考えると手が止まります。
このガイドでは、最初に決めること、後から整えればよいこと、専門家に相談した方がよいことを分けて整理します。
ユウ
開業って、書類を出せば始まるんですよね。なら、書類さえ倒せば勝ちですか。
ミナミ
書類は大事ですが、勝敗はその後です。お金をどう受け取るか、契約をどう結ぶか、集客をどうするかまで決めないと、開業後に迷います。
ユウ
開業届、ゴールテープじゃなくてスタートラインだったんですね。
ミナミ
そうです。しかもスタート直後に靴ひもがほどけないよう、準備しておくページです。
まず決めること
| 決めること | なぜ重要か | 読むページ |
|---|---|---|
| 個人事業で始めるか、法人にするか | 税金、社会保険、信用、手続き、責任の範囲が変わります。 | 個人事業と法人の違い |
| どこを事業の住所にするか | 請求書、Webサイト、銀行口座、登記、郵便の基準になります。 | 自宅住所を出さない開業 |
| お金の入口と出口をどう分けるか | 売上入金、支払い、税金、カード決済を混ぜると後で経理が苦しくなります。 | 法人口座・ビジネス口座 |
| 問い合わせをどう受けるか | 電話番号、メール、問い合わせフォーム、予約導線は信用と機会損失に直結します。 | ビジネスフォン導入ガイド |
| Webで何を伝えるか | 会社概要だけでよいのか、問い合わせや販売まで狙うのかで作り方が変わります。 | Webサイト・EC立ち上げ |
開業準備の読み進め方
- まだ形が決まっていない場合は、個人事業と法人の違いを確認する
- 店舗やサロンのように場所が必要な事業は、物件・設備・届出を先に洗い出す
- お金の管理、会計、口座、請求書を早めに分ける
- 会社サイト、メール、SNS、予約、決済など、顧客との接点を整える
- 登記、税金、雇用、契約、許認可に不安があれば専門家へ相談する
業種別に注意点は変わる
同じ開業でも、コンサル業、EC、飲食店、サロンでは準備の順番が変わります。店舗型の事業では、物件契約、内装、衛生、消防、予約、決済、口コミ対策まで、最初に見ておく項目が増えます。
エステ・ネイルサロン開業
自宅サロン、テナント、シェアサロンの違い、届出、衛生、予約、決済、集客を整理します。
ネットショップ開業
販売方法、決済、配送、特定商取引法に基づく表記、写真、SNS導線を整理します。
店舗DX
POS、キャッシュレス決済、予約、Googleビジネスプロフィール、SNSを店舗運営の流れで整理します。
ユウ
開業準備って、チェックリストというより「自分の事業の形」を決める作業なんですね。
ミナミ
その通りです。個人で小さく始めるのか、法人として信用を重視するのか、店舗を持つのかで必要な準備が変わります。
ユウ
まずは形を決めます。勢いだけで名刺を200枚刷る前に。