「好きな香り」より、誰もが過ごす空間の運用を先に
法人向けアロマ空間サービスは、店舗、受付、待合、ショールームなどの用途や伝えたい印象をもとに、香りと届け方を設計する選択肢です。個人の好みだけで香りを強く広げると、来訪者や従業員にとって負担になることがあります。
目的、香りを使う範囲、停止方法、継続費用を先に決め、必要な場所から弱く試すのが基本です。医療上の効果や売上向上を保証するものではありません。
導入目的を場所ごとに分ける
| 場所 | 考える目的 | 先に確認すること |
|---|---|---|
| 受付・エントランス | 企業らしさと来訪時の印象を整える | 待機時間、入口の広さ、隣接する執務室への流入 |
| 店舗・サロン | 空間の世界観を統一する | 飲食・施術・商品の香りとの相性、来客の滞在時間 |
| 待合・クリニック等 | 落ち着いて待てる環境を考える | 香りが苦手な人、体調への配慮、香りのない場所への動線 |
| ショールーム | 展示体験の一部として使う | 展示替え、空調、撤収時の残香 |
香りが不要な場所もあります。従業員全員に常時香りを届ける前提にせず、来客エリアなど小さな範囲から判断します。
企業の活用事例:香りを届ける場所と方法を分ける
以下はアットアロマが公表する他社の導入事例です。DropNoteの納入実績ではなく、法人が香りの使い方を検討するための参考例として紹介します。
WELLCO|ワーカー向け共用空間にオリジナルの香り
阪急阪神ビルマネジメントが運営する大阪梅田のWELLCOでは、入居企業のワーカーが使うラウンジにオリジナルの香りを導入。植栽・照明・音楽と合わせた空間づくりの一部として設計し、利用者から香りについての反応があったことを公開事例で紹介しています。
自社への示唆:複数企業の人が集まる場所では、執務室全体より範囲を定めた共用部から試し、利用者の声と空調の広がりを確認する。
富士フイルムビジネスイノベーション|香りを選べるアロマバー
グループ企業が集まるオフィスで、社員がコンディションや好みに合わせて香りを選ぶアロマバーを設置。提供会社の発表資料では、香りをきっかけに社員同士の会話が生まれる場面を紹介しています。
自社への示唆:全員が同じ香りを浴びる方式だけではない。選んで体験する場にすれば、香りを使わない人の選択も残しやすい。
ANA|ラウンジと機内の接点で同じ香りを展開
ANAオリジナルの香りを空港ラウンジで演出し、国際線の機内サービスのおしぼりやアロマカードにも展開した事例です。施設全体を一律に香らせるだけでなく、接客の接点ごとに届け方を変えています。
自社への示唆:入口、待合、手渡し品など、どこで香りを体験してもらうかを先に決める。接点ごとに強さと苦手な人への対応を変える。
各事例は導入企業と提供会社が公表した当時の内容です。健康、満足度、売上への効果を一般化するものではありません。記載内容は2026年9月29日に確認しました。
発注前に確認する費用と運用
| 項目 | 確認したい内容 |
|---|---|
| 香りの制作 | ヒアリング、試作、サンプル量、調整回数、納期 |
| 香りの供給 | 都度購入か定期便か、使用量、送料、未使用分、契約の変更・停止 |
| 拡散機器 | ディフューザーの購入・貸与、設置、清掃、消耗品、故障対応 |
| 社内運用 | 稼働時間、強さの調整、換気、在庫、苦情時の停止担当 |
制作料と月額だけを足して判断しないでください。ディフューザーが別料金か、サンプルで実際の空間を試せるか、継続供給の条件を確認します。
複数の人がいる場所での安全・配慮
香りがつらいという声を単なる好みとして片づけず、使用を止めて換気し、必要に応じて医療機関へ相談します。職場・店舗での具体的な配慮はDropNoteの共同空間向け安全ガイドを参照してください。個別の健康状態についてこのページで判断しません。
法人向けの制作例:DropNote
DropNoteは、会社や店舗の雰囲気、伝えたい印象をヒアリングしてオリジナルブレンドを制作するサービスです。公式サイトでは、BASEで初回制作を購入後、ヒアリング、サンプル10mLとアロマストーンの発送、1回の微調整を経て香りを決める流れを案内しています。ディフューザーは香り決定後、希望者に別途提案されます。
2026年9月29日の公式表示では、制作のみ44,000円(税込)、継続供給を利用する場合は初回制作33,000円(税込)+継続供給6,600円(税込)/月です。送料や追加調整、ディフューザー、契約条件は申込前に公式表示と購入画面で確認してください。掲載価格は将来も固定される保証ではありません。
DropNote公式サイトの問い合わせ先は、当サイトを運営する株式会社イノベイドです。この関係を踏まえ、サービス紹介と一般的な導入判断を分けて掲載しています。
出典:DropNote公式サイト(2026年9月29日確認)
導入後は好みより「負担がないか」を見る
試験導入では「香りが好きか」だけでなく、どこまで届くか、苦手だという声がないか、停止しやすいか、補充や清掃が続けられるかを確認します。強い香りに慣れて量を増やす前に、周囲の反応と換気を見直します。
サイネージやBGMも併用するなら、香りだけを強くして印象を残そうとせず、案内の分かりやすさや音量とのバランスを取ります。