会社で複数の電話番号を持つ方法とコスト

ビジネスフォン導入ガイド

代表番号だけで足りない時の番号設計

会社の電話番号は一つだけとは限りません。代表番号、営業窓口、採用窓口、サポート窓口、広告用番号、FAX番号など、目的に合わせて二つ以上の番号を持つことがあります。

ただし、番号を増やすほど管理も費用も増えます。番号を分ける目的、誰が受けるか、どの番号をWebや名刺に載せるかを決めてから増やします。

ユウ
会社の電話番号って、一つだけじゃないんですか。代表番号があれば全部そこへ集めればよい気がします。
ミナミ
最初は一つで十分です。ただ、問い合わせが増えると、営業、採用、サポート、広告などで番号を分けた方が管理しやすいことがあります。
ユウ
番号を増やすと、会社が大きく見えそうですね。とりあえず10個ください。
ミナミ
見栄で増やさないでください。番号が増えると、誰が受けるか、どこに載せたか、費用はいくらかを管理する必要があります。
ユウ
番号も増やせば偉い、という世界ではありませんでした。
ミナミ
必要な番号だけを、目的ごとに分けるのが基本です。

複数番号を持つ主な目的

番号を増やす理由は、会社を大きく見せることではありません。問い合わせの種類を分ける、広告効果を測る、部署ごとの対応漏れを減らす、FAXを別番号にするなど、運用上の目的がある時に検討します。

番号の種類使い道向いている場面
代表番号会社全体の入口。会社概要、名刺、請求書、取引先登録に載せる。
部署・窓口番号営業、採用、サポート、経理などを分ける。問い合わせ内容が増え、取り次ぎが多くなった。
広告用番号広告や媒体ごとの反応を見る。チラシ、Web広告、キャンペーンの効果を確認したい。
FAX番号FAXだけ別番号で受ける。注文書や申込書をFAXで受ける取引先がある。
地域別番号03、06、092など地域の印象を出す。商圏や営業拠点を分けたい。

二つ以上の電話番号を持つ方法

複数番号の持ち方は、契約している回線や電話サービスによって変わります。昔ながらの固定回線で番号を追加する方法もあれば、クラウドPBXや03番号サービスで追加番号を使う方法もあります。

方法特徴費用の見方注意点
固定回線で番号を追加既存の電話環境に追加しやすい。番号追加、回線、工事、機器設定。同時通話数や工事の有無を確認する。
クラウドPBXで番号を追加番号ごとに着信先や部署を分けやすい。月額、番号追加、アカウント、通話料。番号種別、発信番号表示、管理画面を確認する。
03番号・050番号サービスを追加少人数でも会社用番号を作りやすい。番号維持、転送、アプリ利用、通話料。地域番号の条件、緊急通報、品質を確認する。
広告計測用番号を使う広告ごとの電話反応を測れる。番号利用料、計測機能、録音、転送料。顧客に見せる番号が増えすぎないようにする。

複数番号のコストで見るところ

番号を一つ増やした時の費用は、番号維持費だけではありません。着信先を増やす、通話を転送する、電話機やアカウントを増やす、広告計測をするなど、使い方によって費用が変わります。

ユウ
番号1個くらいなら、ほぼ無料で増える気がします。気持ちとしては。
ミナミ
気持ちでは請求書は減りません。番号維持費、転送料、アカウント、電話機、工事、管理の手間を見ます。
費用項目何にかかるか確認すること
番号維持費追加番号を持つための月額。番号ごとに月額がかかるか。
通話料・転送料着信転送や発信で使った分。スマホ転送時に費用が増えるか。
アカウント費用スマホアプリやクラウド電話の利用者。人数が増えると月額がどう変わるか。
工事・設定費電話機、配線、クラウド設定。初回だけか、変更時にもかかるか。
管理の手間番号一覧、掲載先、担当者変更。誰が番号管理をするか。

番号を増やす前に決めること

番号を増やす前に、番号ごとの役割を表にします。これをしないと、どの番号に何の電話が来るのかわからなくなり、結局すべて代表番号へ戻ってしまいます。

  1. 番号ごとの目的を決める
  2. Webサイト、名刺、広告、請求書など掲載先を決める
  3. 誰が受けるか、出られない時どうするか決める
  4. 番号ごとの費用を月額で確認する
  5. 使わなくなった番号を定期的に整理する

よくある失敗

失敗なぜ起きるか防ぎ方
どの番号に電話が来たかわからない番号ごとの着信表示や履歴を見ていない。番号名を設定し、履歴で確認できるようにする。
広告用番号を放置するキャンペーン終了後も番号が残る。掲載期間と終了後の扱いを決める。
退職者のスマホに鳴り続けるアカウント管理が曖昧。退職・異動時の設定変更リストを作る。
番号が増えすぎて費用が膨らむ使っていない番号を見直していない。半年に一度、番号と掲載先を棚卸しする。

よくある質問

創業時から複数番号は必要ですか

多くの場合、最初は代表番号一つで十分です。問い合わせが増え、営業、採用、サポートなどで対応を分けたくなったら追加を検討します。

FAX番号は電話番号と分けるべきですか

FAXを継続して使うなら、電話とFAXを分けた方が管理しやすいことがあります。ただし、FAX利用が少ないならインターネットFAXや廃止も検討します。

広告用番号は必要ですか

電話問い合わせが重要な広告では役立ちます。どの広告から電話が来たかを知ることで、広告費の見直しがしやすくなります。ただし番号管理の手間も増えます。